月と夜と蝶と。

現実がこの世の全て。

2016年の終わりに。

今日は12月31日、1年で最後の1日である。昨年末つまり今年の初めに人生史上初めて、1年の始まりの日=1月1日に実家に帰らないという暴挙に出た結果、今年末もまた同じ道を歩む事になってしまった。1回経験した楽な事は忘れられず繰り返してしまうのが人間というものだ。妹は数年前から既に正月だからと言って実家に帰らなくなっていた事を考えれば、よく頑張ったほうではあると思うけれど。

2016年は至って平常通り、いくつもの困難やら試練がありつつ、イベント尽くしで過ぎ去っていった。年明け早々に本命の全国TOURが発表され、3月から6月中旬までの予定が決まり私の半年は華麗に過ぎ去った。6月中旬から人類の奇跡と呼ばれる男が長い沈黙を破って全国TOURを開始した為、8月いっぱいまで全国をもう一度飛び回ることになった。その合間、7月には自分自身の金欠具合に泣きそうになりながらも家族で妹の所へ旅行へ行って、8月は本命が24hTVのパーソナリティーになった為にレコーダーの整理に追われた。9月からは9月の頭に指示された人事異動の為に大きく体調を崩し、死にそうになりながらも年末に向けて目の前の仕事と格闘していたことしか覚えていない気がする。
こう考えてみると1年とはなんと早いものだろうと思う。日々が消化試合になってはいけないよと何度も自分自身に言い聞かせる。これは年を重ねるにつれ、倍速で進んでいく時間を少しでもゆっくりと感じようという私なりの足掻きだったりするけれど。
隣の男女が小声でキスしたいとか言ってるのが聞こえてしまったりして、少しだけ羨ましい気持ちと公共の場で気持ち悪いなと思う気持ちが複雑に揺れる。来年は私にも隣でそんな事を囁いてくれる人が出来るだろうか、と思いながら電車に乗り込んだ。
さて。今年も東京ドームに愛しい人を見つめに行ってきます。どうか来年が少しでも幸せな1年でありますように。